いつからだか忘れましたが、寒さも過ぎた頃、圃場を回りながら目について仕方なかったのがこのちょうちょ。
ちょうちょではなくガですが、キオビエダシャクという名前です。
ぱたぱたぱたぱた
1匹なら可愛いかもしれませんが、今年なぜか大発生。
幼虫はもっともっと可愛くないので写真は遠慮しますが、大の苦手なので、防風林のイヌマキの横を通るたびに気が滅入って仕方ありませんでした。
大発生すると葉を食害し丸坊主にしてしまうほどの被害が出ます。
八重山地域ではよく見かけるイヌマキ。
方言名ではチャーギと呼ばれ、イスノキとともに防風林としてよく使われています。
台風の襲来が多い八重山では強風、潮風による被害を防ぐ為に大切な防風林ですが、合わせて病害虫防除などその維持管理も重要になってきます。
キオビエダシャクがいない平穏な日々が早く訪れますように。
○防風樹いろいろ
イヌマキ(チャーギ)・・・土壌は選ばないが、肥沃地を好む。生長はやや早い。栽植距離は0.4~0.5m
イスノキ(ユシギ)・・・土壌は選ばず、適応範囲が広い。生長は早い。栽植距離は0.4~0.5m
フクギ(フクジ)・・・土壌は選ばず、生長は遅い。栽植距離は0.7~1m
スギ(スギ)・・・潮風に弱い、生長は早い。栽植距離は0.7~1m