先週の話ですが、わたくし果樹関係者の会議に出席していました。
各地域から今期のマンゴーや収穫後の状況、病害虫の話、新品種のマンゴーの話、JAおきなわさんの今期取り扱い量の話など、新しい情報を得たり、頭の痛い話もいっぱい聞いてげんなりしつつ、また来期に向けて頑張ろう!と思っているところです。
ほんとは、書いてみなさんに伝えたいこともいっぱいあるのですが、大人の事情もあるので、それはまた研究会の定例会の中などで報告していきます。
新聞報道でもあった通り、今年は沖縄県のマンゴー生産量は減産。やはり基本技術は抑えつつ、剪定や誘引、施肥など総合的に管理していかないとマンゴーは安定生産できないです。
今年、本島南部地域では収穫後の枝を絞込みせず、着果ではなく着花優先にするために芽かき段階で枝を少し多めに残しているとか。
本島中部地域では、軸腐れや炭そ病を低減させたモデル園地を作ろうとIPMの展示圃を設置予定とのこと。
また、チャノキイロとタマバエに悩まされているのは、他の地域でも共通するようでした。
北部の宜野座村のマンゴーも視察。
最近思うのが、本島には奥まで見渡せる園地が多いこと。
樹づくりコンテストのときにも関心しましたが、樹形を作るうえで花・果実ゾーンと葉・枝ゾーンをしっかり分けて、マンゴーの秀品率向上をはかっているのが分かります。
台風17号接近前で平張りネットが張られていました。
台風で葉のちぎれ、枝の出し直し、樹へのストレスがある場合は、次年度に影響を残さないよう早めに樹勢を回復させるため、窒素肥料の葉面散布も検討してほしいと言われておりますが、賛否両論??
これから開花時期までドキドキです。