事務局の出張等で10月定例会の記事が遅くなっておりました。
すみません。
10月は、マンゴー研究会がJAマンゴー部会を招待する形での合同現地検討会、勉強会、情報交換会を開催しました。
初の取り組みです。
午前の現地では、秋以降の枝管理について、JA部会員の疑問に研究会員同士が意見交換する形での検討会を行いました。
研究会員も部会員も、ベテラン農家同士のやりとりに興味津々でした。
続いて、2,3か所目の現地では、今季収穫のなかった圃場で春に強剪定した圃場のその後の経過をみにいきました。
同じように剪定しても、土地の状態やマンゴーの樹体の強さなどによって、枝の伸びの違いなどを感じました。
午後の勉強会では、みなが使用している散布時のノズルの種類を調査した結果や、数人に実際に水を散布してもらい、どれくらい葉の表裏に液が付着しているかを調べた結果などを動画を用いて紹介しました。
今回の調査だけでは、最適なノズルを見つけることはできませんでしたが、枝葉がもっとも繁茂しているこの時期には、一定量(300L/10a)を超える散布量が必要だということはわかりました。
今後、さらにつめて、マンゴーに適したノズルや圧力がわかればと思います。
また、夏に九州で開催された青年農業者のプロジェクト発表で見事優秀賞を獲得した会員に、受賞した調査研究の発表をしてもらいました。品質はいいのに収穫適期がわからない品種のマンゴーを、積算温度計を用いることで、4年間で可販率50%から90%にまで上昇させた内容で、みなさんからの反応も上々でした。
研究会会長は「マンゴー研究会とJA部会、八重山に2つしかないマンゴー組織の交流により、石垣島・西表島のマンゴーをみんなでもっともっと良くしていきましょう!」とあいさつされました。
<12月定例会はこのような日程です>
12月18日、西表島の全会員圃場現地検討会。
12月19日、石垣島の全会員圃場現地検討会。
12月19日夜、マンゴー研究会設立10周年記念祝賀会(記念誌あり)。
会員のみなさん、案内を発送していますので、栽培履歴の提出等お願いします。